簡単ヨガ(脳の健康の為に)⑨
日本が高齢化社会になり、社会的には特に脳と体の健康寿命を延伸する必要性が増しています。「手指は露出した脳」と言われるように、手指を動かしたり、手のひらや手の甲を揉むことは、脳の神経回路を活発にし、血流を良くしてくれます。特に脳は左右対称に動かすのは簡単で左右が連動して動きますが、左右を別々に動かすことは、混乱してしまい、より難しくなります。つまり従来使用していない脳の回路を新しく作り、使用する回路を多くして、広げていかねばならないので、より難しくなるのです。一般にいわれていることではありますが、小さい時から、指と頭を同時に使うそろばんや、足も同時につかうドラム等の楽器を練習することは、脳回路の発達を促します。
<親指と小指を横に出してから動かす>
まず手の平を手前にし親指と小指を伸ばし、
人差し指、中指、薬指を折り曲げます(基本姿勢)。まず左右対称に動かしてみて簡単なのが分かります。
①そして、1,2,3,4と言いながら、1=左右の親指を同時に折り曲げ、2=左右の小指を同時に折り曲げコブシになり、続いて、3=左右の親指を指を同時に伸ばし、4=左右の小指を同時に伸ばして元に戻ります。これを数回繰り返します。
②次に1=左右の小指を同時に折り曲げ、2=左右の親指を同時に折り曲げコブシになり、続いて、3=左右の小指を指を同時に伸ばし、4=左右の親指を同時に伸ばして元に戻ります。これを数回繰り返します。
*これは左右対称ですから比較的容易にます。
③次に、1と言って右手は親指のみを横に出し、左手は小指を同時に右へ出します。次に2と言って、左手は親指を左へ出し、同時に右手は小指を左へ出します。これを交互に行いながら1~10を数えて、10回以上行います。
*これは左右非対称ですから、頭が迷うので、
難しくなります。