「農場へ行っていまして」
畑仕事も、塾のプログラムの一つとなっていて、伊藤さんとスタッフ、塾生が一緒になって、畑を耕したり、種をまいたり、苗を植えたり、収穫をしている。種をまくと芽が出て、成長して作物ができる。ゲームの世界ではない。リアルな現実の中で野菜を作り、実ったときの喜び、食べたときの感動を体験することが、子どもたちの生きる力につながっていくのだろう。
この20代の男性は、最初は自転車で通ってきた。通ううちに「気持ちが楽になった」と言い出した。こんなにも気持ちが変わるならと、寮に入ることになった。そして、農業を一生懸命にやり始めた。
「毎日、休憩時間には気を受けたり、ヨガをやる時間を設けています。週に一度はまとめて気を受け、そのあとシェアリングをします。一人ひとりが親や仲間にしてもらったこと、良かったことを振り返って発表します。