1945年8月、広島と長崎に原爆が投下された。広島では約14万人もの方が悪魔の兵器の犠牲になってしまった。長崎市でも7~8万人の死者が出た。その後、どれだけの人が後遺症で苦しんだかわからない。
3年目は講話の実習に入る。伝えたいことを45分の原稿にまとめる。400字詰めの原稿用紙27~8枚になるそうだ。きちんと裏付けがなされた内容か、市の担当者がチェック。原稿が完成したら暗記して発表の練習をする。
現在、伝承者は130人を超えた。資料館の1階にあるビデオシアターで毎日3名の伝承者がお話をする。小野寺さんの出番は月に1度くらいだと言う。