「岩手県に素晴らしい特別養護老人ホームがあります。働いているスタッフも利用されている高齢者の方たちもすごく楽しそうにニコニコしていて、とても雰囲気がいいんです。施設長の野田さんが、家庭的なホームを作ろうといろいろ工夫されています」
働く環境を良くすることで職員が気持ち良く働くことができれば、結果的に利用者の方々が喜ぶ介護ができるという考えのもとでさまざまな制度を作って、職員を温かくもてなしている。人からやさしくされた人は、人にやさしくできるものだ。そして、長く務めることで、介護の技術も高まるし、職員間のコミュニケーション、利用者との関係も深まる。働く環境を良くすることで、さまざまなところにプラスの波及効果がある。気の活用も、職員や利用者さんが気持ち良く過ごせるための手段となっているようだ。
「2025年は団塊の世代の人たちが後期高齢者になります。日本は、高齢化社会の本番を迎えます。これをクリアしていく必要があります。