Tacae Nakagawa

Professional Singer

声を出して自分だけのスイッチ
(切替え)を押してみませんか?

音だますいっち Vol.13

 最近、コロナウイルスの話題でもちきりですね。皆さんも何かしら対策をされていらっしゃるのではないかと思います。

 ウイルスに勝つには、うがい手洗いはもちろん、免疫力を高める事が大事だと言われています。

 コロナウイルスのみならず、インフルエンザやノロウイルス対策として、この免疫力への意識が高まり、腸内フローラのバランスを整える目的で、ヨーグルトが売れているそうです。

 免疫力を高める方法として他に、「体の代謝をあげる」「自律神経にメリハリをつける」ことがあげられます。ですから、「運動する」「ストレスを溜めない」ことなども免疫力を高めるのに必要な事と言えます。

 そこで、皆様には歌う事をオススメしたいのです。歌うのが嫌な方は、深呼吸だけでも良いです。口から息を吐いて、鼻から深く息を吸う。腹式呼吸ですが、これをゆっくりと繰り返すだけです。

 できれば、息を吐く時はマイナスな氣をすっかり出すつもりで。吸う時は、好きな香りを嗅ぐように、幸せな気分、プラスの氣を体中に行き渡らせる感じです。

 腹式呼吸をする事で、自律神経の中の副交感神経を優位にし、リラックスすることができます。つまりは、ストレスを溜めにくくします。それから、横隔膜を上下させる事により、腸の働きも良くなります。

 歌がお好きであれば、楽しく歌う事により、なお効果があると思われます。その時は、ぜひ笑顔で歌ってください。笑顔でいる事自体も免疫力を高める効果がありますが、良い声を出すにも笑顔は効果的です。

中川貴恵

 そのような事を、普段実践している私なのですが、丁度、コロナウイルスの名がテレビで取り沙汰され始めた頃、インフルエンザにかかってしまいました。今から思えば、とてもせかせか、イライラ、自分を追い詰め、うまくいかないと感じ…色々な事を溜め込んでいたのだと思います。

 そんな時はいつもより多く、氣の充電が必要なのだと思いました。そう、氣を高めることも免疫力を高める事なのですね。 「そういえば、兄は寝込んだ事がないなぁー。」インフルエンザ静養中は、そんなことを考えながら、パワーアップしたハイゲンキを抱いて寝ておりました。

 「音だまスイッチ」でも、健康でいるための呼吸を取り入れています。4月は名古屋で開催!近郊にお住まいの皆様にお会いできるのを、楽しみにしております。