「マスクをすると、女性は3割増に可愛く見え、男性は2割増しで素敵に見える」と聞いたことがあります。そうならば、コロナ終息後に再びマスク無しの生活に戻った時に「あら?」とがっかりされないように氣をつけなければ、と思います。
マスク着用が当たり前になった6月のある日、マスクを外した私の顔を鏡に映して見たところ、自分のマスク下で起こっている変化に驚き、焦りました。口角が下がっていてへの字口に近い…頬が下がっている…とってもつまらなそうな顔をしているではないですか。マスクをする事で、顔の下半分に気をつけなくなった事が1番の原因だと思いますし、口を動かしにくくなった事もあるでしょうか?歌う機会がぐんと減った事もあるでしょう。歌うと頬や口の筋肉が引き締まるのですが。
これではいけないと思い、マスク下で常に「ニーッ」と口を横に開いて笑顔を保つ様にし、口と頬の筋トレをすることにしました。外から見れば、まさかマスク下で笑っているとは思われないでしょう。
笑顔でいると、それまでコロナ禍で落ち込みがちだった氣持ちも上向きに、そして物事のタイミングが良くなり、楽しい事も増えました。プラスの氣が入りやすくなったのでしょう。コロナ前はマスクが嫌いでしたが、こんな風に味方につける事もできるんだなぁと気持ちを変えて、今もマスク下での笑顔トレーニングに励んでいます。
コンサートでも、マスクを着けて歌うことに決めました。大声で歌うと11メートルも飛沫するそうなのです。某有名合唱団で「歌えるマスク」を作り、販売もしています。ならば私も「歌えるマスク」を作ろうと、何種類か作ってみました。衣装に合わせたり、余り布で作ったり。最初は面倒だと思っていましたが、作り出すと楽しくなってきました。
歌えるマスクは、呼吸しやすいように下が長くなっており、固定していないマスクです。しばらくは私も衣装に合わせて作って、マスク着用で歌おうと思います。今後の音感行法では、手製のマスクを見ていただけるかもしれませんね。新しい生活様式。これに合わせる事もまた、楽しく、新しい発見をするチャンスですね。
新年1月4日、東京センターにて「新春コンサート」を開催することになりました。2021年はエス・エー・エスも35周年を迎えます。その幕開けとして、コンサートと会長の真氣光の時間をお送りします。 皆さま、2021年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。